2018年2月4日日曜日

昨年の本会議ではこんな問題を取り上げました

 ただいま私の生活相談地域の全世帯に向けて配布する市政報告を作成中です。
その準備過程で、昨年1年間議会でどんな質問をしてきたのかをまとめてみました。市政報告としてみなさんのお手元にお届けできる情報は、紙面の関係上ほんのわずかになりそうなので、ここでまとめて紹介しておきます。

 本会議は「日数×5分」が一人の持ち時間なので、3月以外はたいてい10分しかありません。その中で取り上げたいことと取り上げなければならないことの狭間で葛藤しながら、その時々の焦点となっている問題について取り上げました。

本会議・3
*住民税特別徴収に関する個人番号記載について
 事業主に対して送付される特別徴収事務に関連する書類に、個人番号を記載することで個人情報の管理を押しつけられることになる事業主の負担軽減のために、個人番号記載の中止を求める請願が出されていたことから、最終本会議では賛成討論も行いました。

*自衛隊と消防の共同採用ポスターについて
 災害救助を志して入隊しても、現在の安保法制のもとで自分の意思とは関係なく、武力行使の先頭に立たされる危険がある仕事を消防と同列に扱う募集ポスターへの協力中止を求めました。

*東芝工場跡地について
 再開発にあたっては、住民参加でまちづくりをすすめること、地元で心配されている渋滞緩和策や交通網の充実を求めました。

*学校給食について
 中学校給食のあり方の検討を行う年ということで、全員で食べる温かい中学校給食の実現に向けて取り上げました。
 小学校給食では、近隣市の調理業務委託校で賃金未払いによる調理員の集団退職が発生し、本市でも委託している業者であったことから、対応策について確認しました。
 また地産地消については、都市農業振興基本法をふまえた農政を求める立場で、地元農業の発展と新規参入者にも参加できる取り組みを求めました。

本会議・6
*市民会館跡地活用について
 市が示した跡地活用案についての懸念事項を指摘し、跡地活用検討委員会で議題にあげ対応策を検討するよう求めました。

*審議会の公開、周知について
 審議会は市民が市政に参画する上で重要な会議です。事前の案内の周知や終了後の会議録などの公開を、すべての審議会で市が定めている指針を守り行うことを求めました。

本会議・9
*市民会館跡地活用について
 基本構想案が示されたことから、今後の検討スケジュールや市民意見の集約の方法、6月議会から続けて懸念事項の指摘を行いました。

○JR総持寺駅駐輪場整備について
 駐輪場が本当に足りるのか、ラック式は場所によって間隔が狭く停めにくいとの声もあることから、これまでの整備の反省を活かした形で整備することを求めました。
 特に、西河原新橋から三島中学校に下る道路は乱横断が多いことから、駐輪場の整備と合わせて交通安全対策を求め、横断歩道を設置する旨の回答を得ています。

本会議・12
*子ども・若者支援事業について
 5カ所の居場所機能の整備を検討していることに対して、まずはセンター機能をNPOに任せるのではなく、市が責任を持って場所の確保と運営を行うことを求めました。

*駅前超高層化について
 JR総持寺駅前のマンション建設を、14階建てから40階建ての超高層マンションに変更しようとしていることについて取り上げました。一番の問題は、新駅開発にあたって作られたマンション建設の地区計画を決める段階から、市と事業者は最終建設部分について超高層化の話し合いを密室で行ってきたことは問題であること、空き家対策を言いながら空き家をさらに生み出す無駄な開発はやめるべきだと訴えました。

*東芝スマートコミュニティについて
 開発計画が具体的に示される中で開催されている「太田知恵の和」で市民から寄せられているまちづくりへの思いをどう実現するのか確認しました。
 合わせて周辺の個人商店なども生き残れる整備が必要であることから、小規模企業振興法に基づいて、市が商店主から意見集約するなどの積極的対策を求めました。

*山手台公民館のコミセン化について
 社会教育施設は社会教育施設として発展させるよう求めました。

*保育・子育て施策の充実を求める請願署名に賛成討論


 このような形で市民のみなさんからいただく声や願いをまっすぐ届けて頑張っています。